お知らせ＆イベント

　 5月の月例会は、講師として、東啓綜合法律事務所の村尾治亮弁護士・新間祐一郎弁護士をお招きし、「著作権の実務上の諸問題について（デザイン、引用、機械学習に関する改正等）」をテーマにご講義いただきます。
　今日、企業実務において、著作権法は会社案内のパンフレット、商品デザインからホームページ、ＳＮＳへの写真・文章の投稿、ソフトウェア開発や機械学習といったデジタルテクノロジーの利用に至るまであらゆる場面に関わるようになっております。例えば、商品デザインなどでは、デザインに対する投資がますます必要となっている反面、商品サイクルは短期化しており、デザイン保護の要請が高まっておりますが、著作権法によってどこまで保護ができるのかといった問題が生じております。また、引用についても従来よりも緩やかに判断する裁判例も出てきております。さらに、インターネットの普及やデジタル化の進展により、著作物の利用の可能性が広がったのと同時に、瞬時に、且つ、広範囲で国際的な侵害の危険にさらされています。機械学習における既存の著作物の利用に対するニーズも高まり、これを受けた著作権法の改正法が本年１月１日から施行されておりますが、世界的にも珍しい点もあり、注目が集まっております。
　このようなニーズに応え、「著作権の実務上の諸問題」について、著作権法で保護される表現物や著作権法上許されている他人の著作物の利用方法について説明いただくと共に、実務上問題となりやすいデザインの保護の方法、引用の考え方、更には平成３０年改正による機械学習等についてご説明いただきます。
　また、出席者間でディスカッションする「演習」も設けていただく予定です。
　上記の内容を踏まえ、会員各位におかれましては、法務部門のみならず、知財部門等にも積極的にお声かけいただき、ご出席いただけますと幸いです。

毎月開催(８月、９月を除く)される月例会は、当協会会員向けのものですが、
会員企業以外の方でご参加ご希望の方は当協会事務局までお問いわせフォームからご連絡下さい。
詳しいご案内を差し上げます。

※会場の定員等の関係でご要望に応じることができないこともありますので、あらかじめご了承下さい。