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2022.05.18 イベント

【月例会(2022年5月31日開催)】「戦争と企業法務」

5月度の月例会は「戦争と企業法務」がテーマです。
「ロシア大富豪の豪華ヨット差押え」という記事がありました。
その法的根拠は?資産凍結とはいうが、戦時には私的財産を制限できるのか?
INCA会員としては、まずは、冷静に、戦争を法的に位置付けたいと思います。
ロシアの行為は具体的に何が国際法違反なのか、国連には何ができ何ができないのか、一方、SWIFT(決済の国際ネットワーク)が制裁手段になりうるという現実、などなど。

その上で、企業法務担当者として、より実践的な論点について話を進めます。
外為法が、外国為替及び外国貿易法であったことの再認識になるかもしれません。
総体としては、異常時における民間取引に対する(超)国家による制約という観点、それは、私的自治と国家、そして、緊急事態条項の議論へとつながる論点かと思います。

講師の大川弁護士には、このような挑戦的なテーマにご快諾をいただきました。
お礼と敬意をもってお迎えしたいと思います。

<講師より>
2022年2月に発生したロシアによるウクライナの侵攻に関連して、企業には有事における様々な対応が求められています。
サプライチェーンの混乱、経済制裁のエスカレーション、現地従業員の人身の保護、ロシアによる対抗制裁、戦時下におけるビジネスと人権など、緊急の対応を要する複数の問題が発生しています。
本講では、「戦争と企業法務」をテーマとし、ウクライナ危機を発端としてどのような企業法務への影響が発生したのか振り返ったうえで、次に起こり得る有事への対応策を検討いたします。

開催概要

日時 2022年5月31日(火) 16:00~18:00
場所 ZOOMミーティング
※前日までにZoomのリンクをお知らせします。
※Zoom入室時に「会社名 お名前」での表示をお願いいたします。
テーマ 「戦争と企業法務」
講 師 大川 信太郎 弁護士

【略歴】
大川 信太郎 弁護士(森・濱田松本法律事務所)

【講師ご略歴】
2015年 東京大学法学部卒業
2016年 第二東京弁護士会登録、森・濱田松本法律事務所に入所
2019年 経済産業省 貿易経済協力局 貿易管理部 貿易管理課・安全保障貿易管理政策課・国際投資管理室、大臣官房経済安全保障室に任期付公務員として赴任(課長補佐)
2021年 森・濱田松本法律事務所に復帰

【取扱分野】
クロスボーダーM&Aを含む国際取引やそれに伴う平時・有事の規制法アドバイスを取り扱う。外為法をはじめとする経済安全保障法制に詳しく、日米欧中を含む主要国の投資管理、貿易管理、機微技術管理、経済制裁等に知見を有する。また、ビジネスと人権の観点から企業が直面する人権問題へのアドバイスも行う。経産省時代に2020年外為法改正、みなし輸出管理制度改正、経済安全保障推進法案などの経済安全保障法制の立案・審査に関与。
著作に、『詳解 外為法 貿易管理編-外国法令も踏まえた理論と実務』(商事法務、2022年2月)、『外為法に基づく投資管理-重要土地等調査法・FIRRMAも踏まえた理論と実務』(中央経済社、2022年3月)などがある。

お申込み

お申し込みは終了しました。

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