2021.05.27 イベント
2021年6月の月例会は、国際取引をめぐる最近の動向、留意点、紛争予防方法について、フリーマン国際法律事務所の弁護士 ダグラス・K・フリーマン氏、都留綾子氏にお話し頂きます。
過日行った会員のアンケートにおいても、国際法務に関する知見・最新情報を吸収したいというご意見を多数いただきました。フリーマン氏は、アメリカ人として初めて日本の司法試験に合格し、アメリカで3年間のJD(法学博士)コースを経てニューヨーク弁護士の資格を得た後、世界有数の国際法律事務所で国際企業法務や国際仲裁に広く携わっておられます。都留先生は、森・濱田松本法律事務所にて国内紛争を担当された後、フリーマン氏の下で幅広い国際取引及び国際紛争の経験を積まれています。これらのご経験をもとに、国際取引にかかる幅広い知見を共有いただきます。
講師より
新たな取引先と契約を締結する場合、ポジティブな気持ちで取引先を信頼しており、紛争になることは通常想定しませんが、ひとたび契約をめぐって国際紛争が生じると、全く疑義がないと思っていた契約条項について、相手方から180度異なる解釈を主張され、瞬く間に信頼関係が崩れ、敵対関係に陥ってしまうショッキングな経験が多くあります。国際的な紛争では、双方の文化的背景や慣習の相違から、こちらの「常識」が通用しないことが多く、頼りになるのは契約書に何が書いてあるかです。今回は、私たちが取り扱った紛争事例を(実際のケースとは少し変えて)ご紹介し、ご一緒に検討しながら、紛争を防ぐ契約の作成手法を考えたいと思います。また、実際に国際紛争が起きた場合、裁判所による訴訟ではなく、国際仲裁を利用することがグローバルスタンダードになりつつありますが、今回、国際仲裁のホットトピックもご紹介したいと思います。
日時 | 2021年6月10日(木)15:00~17:00 ※開始時間が通常より早くなっておりますので、ご注意ください。 |
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場所 | オンライン会議システムZOOM
参加方法 【スマートフォンの場合】 【PC, スマートフォンとも参加が難しい場合】 |
テーマ | 「国際紛争事例から考える契約作成戦略す」 |
講 師 | 弁護士 ダグラス・K・フリーマン氏(フリーマン国際法律事務所) 【ご略歴】 平成2(1990)年 東京大学法学部 卒業 平成2(1990)年 ゴールドマン・サックス証券株式会社入社 平成5(1993)年 司法試験合格(アメリカ人初の合格者) 平成8(1996)年 弁護士登録 平成8(1996)年 三井安田法律事務所勤務 平成9(1997)年 濱田法律事務所勤務(元司法研修所教官故濱田俊郎に師事) 平成14(2002)年 米国コロンビア大学ロースクール 法学博士課程(J.D.)修了 平成14(2002)年 サリヴァン・アンド・クロムウェル法律事務所(ニューヨーク)勤務 平成18(2006)年 同東京オフィス 勤務 平成19(2007)年 フリーマン国際法律事務所設立 平成28(2016)年 株式会社ユーシン社外取締役 (2016~2019) 平成31(2019)年 慶応大学法科大学院教授(~現在)(International Commercial Arbitration I、CIArb RCPメンバーシップ認定講座等担当) 令和1(2019)年 TDK株式会社 社外監査役(~現在) 弁護士 都留 綾子氏(フリーマン国際法律事務所) |
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