2022.04.07 イベント
4月度の月例会は、標記のとおり、講師として吉成 英紀(よしなり ひでき)氏をお招きし、「法務担当者に相応しい会計の学び方とは?」をテーマにご講義いただきます。
今回は、法務周辺領域ともいえる「会計」がテーマです。株主総会であれば、会計(決算)は事業報告の一部や計算書類として招集通知を構成、株主からの会計に関する質問についても、その意味するところを理解できるようにしておくことは総会運営に有用と思われます。開示文書である有価証券報告書・四半期報告書(金商法)や決算短信(取引所規則)も、その内容のメインはもちろん会計(財務諸表)。一方、M&A時のDD(デューデリジェンス)において、法務DDと財務DDといったん分かれはするものの、M&Aの全体像把握や判断には会計知識は重要と思われます。他方、キャリアの観点からは、法務からIRや財務への異動、そして、事業系に異動する機会もあるかと思います。複業(副業)の時代の個人事業主、さらには、将来、企業経営に携わる方も。
そこで、一段階上の法務を目指す趣旨で、法務担当者として必要十分な会計知識を、その趣旨に遡ってご理解いただける機会を企画しました。英語ではaccounting(説明)と称される会計の醍醐味に触れる機会でもあります。
なお、社内の経理財務やIRご担当者にもぜひお声かけください。ちょうど3月期決算作業真っ最中の時期ではありますが、いつもとは違った角度からの深い会計の理解につながる機会になると思われます。法務の方にも聴いていただきたい、経理財務IRの方にも聴いていただきたい講義です。
<講師より>
日本企業では管理職や役員レベルでも、会計に苦手意識を持っている人が多いです。何度勉強してもすっきりしない。経理部門の人でも会計の基本が本当に分かっている人(人に説明できる人)は実は少ないです。これは従来の日本の会計教育に原因があります。「習うより慣れよ」「100本ノック」式で、記帳技術だけを理論抜きで訓練させてきた結果です。海外でも昔はそうでした。しかしここ数十年の間に会計の考え方が「資産負債アプローチ」という考え方に変わってきたことに合わせ、会計教育も変わりました。「有無を言わさぬ技術習得」から「定義と論理で教える会計教育」に進化したのです。今日、日本だけがガラパゴス化しており、それによる国家的損失は大きいといえます。今回は資産負債アプローチによる会計教育のご紹介を致します。どうぞお楽しみください。
日時 | 2022年4月25日(月) 16:00~18:00 |
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場所 | ZOOMミーティング ※前日までにZoomのリンクをお知らせします。 ※Zoom入室時に「会社名 お名前」での表示をお願いいたします。 |
テーマ | 「法務担当者に相応しい会計の学び方とは?」 |
講 師 | 吉成 英紀(よしなり ひでき)氏 【略歴】 有限会社 吉成コンサルティング 代表取締役。プロビティコンサルティング株式会社顧問。 大手監査法人にて、不良債権に伴う債権査定業務、外資系銀行監査および、コンサルティング業務に従事した後独立。独立後、不良債権査定業務、M&A、業務監査、会計アドバイザリー、金融コンサルティング業務、経営分析等に従事。豊富な経験に基づくセミナーには定評がある。 「世界のエリートがやっている会計の教科書」「本当のリスク管理をするための本」(日本経済新聞社)「経理実務」「数字の読み方」(大栄出版)他共著多数。慶應義塾大学商学部卒。 公認会計士 野田弘子 |
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