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2022.03.28 イベント

【月例会(2022年4月5日開催)】「海外腐敗防止-現地拠点の本音と本社の立場」

3月度の月例会は、講師として西垣 建剛 弁護士(GIT法律事務所)をお招きし、「海外腐敗防止-現地拠点の本音と本社の立場」をテーマにご講義いただきます。

不正競争防止法第18条の外国公務員贈賄罪、FCPA(海外腐敗行為防止法:米国)、UKBA(賄賂防止法:英国)といった法令に対応するための腐敗防止の取り組みは、いまや一部業種にとどまらず、グローバルに活動する企業の法務部員にとって「必修科目」となっています。他方で、腐敗のリスク事象の多くは本社から目の届きにくい海外事業の現地で起きており、腐敗行為が生じている「その現場」について法務部員の想像が及びにくい、というのも事実です。

今回は、国内外の上場企業の不正に関する調査・米国FCPA等のコンプライアンスの実務経験が豊富な西垣先生をお招きして、実際に不正・腐敗が起きた海外事例等をあれこれご紹介いただき、腐敗行為の具体的なイメージを皆様にお持ち帰りいただくとともに、超えてはならない一線を守るための実用的な対策・知恵などをご教示いただきます。

<講師より>
現在、ほとんどの日本の大手企業は何らかの形で贈賄防止体制を整備していますが、汚職リスクが高い地域の現地拠点において、実際には賄賂を支払わないでビジネスを継続することが困難な場合も多いと言えます。この点で、本社側のコンプライアンスの取り組みと現地側の現実との間に大きな「ギャップ」が生じます。そこで、本講では、本当に賄賂を支払わずにビジネスをすることができるのか、支払が発覚した場合にどのように対応するのか、という現実的な問題を議論いたします。

開催概要

日時 2022年4月5日(火) 16:00~18:00
場所 ZOOMミーティング
※前日までにZoomのリンクをお知らせします。
※Zoom入室時に「会社名 お名前」での表示をお願いいたします。
テーマ 「海外腐敗防止-現地拠点の本音と本社の立場」
講 師 西垣 建剛 弁護士(弁護士法人GIT法律事務所 代表社員 / パートナー)
【略歴】
1998年 東京大学法学部卒業
2000年 東京弁護士会登録
ベーカー&マッケンジー法律事務所(当時、東京青山法律事務所)に入所
2004年 ニューヨーク大学ロースクール(LL.M.)修了
2005年 ニューヨーク州弁護士登録(ニューヨーク州弁護士会、アメリカ法曹協会)
2008年 ベーカー&マッケンジー法律事務所のパートナーに就任
2020年 弁護士法人GIT法律事務所を設立

【取扱分野】
国際訴訟・紛争解決、国内外の上場企業の不正に関する調査、米国FCPA(the Foreign Corrupt Practices Act)のコンプライアンス、製薬・医療機器メーカーのコンプライアンスを行う。不正調査、米国FCPAに関して、多数のセミナーで講師を務める。その他、グローバル内部通報制度の構築、国際労働事件の解決、米国クラスアクション、GDPRを含む個人情報保護法関連のコンプライアンスなどの法的助言も行う。他方、国際的企業買収、業務提携、合弁企業の設立においても、国内外の主要上場企業に対し法的サポートを提供している。

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