2019.11.05 イベント
11月の月例会は、本年7月に発足した「INCA 投資法務講座」より、講師として同講座代表の鵜川 孝氏(オイシックス・ラ・大地株式会社 法務部長)、ゲスト講師としてファンドマネジャーとしてご活躍されている岡 洋氏(Spiral Innovation Partners 代表パートナー)をお招きし、「投資法務の基礎と投資の現場最前線」をテーマにご講義いただきます。
7月から、研究会の一つとして、新たに投資法務講座を始めました。
投資という、純粋法務に財務・会計・経営的視点が必要となる法務総合分野を学ぶことを通じて、自らの法務スキルとマインドをブラッシュアップする場になることを考えております。
11月の月例会では、この投資法務講座ご招待状として、前半では、私鵜川が、講座開設の熱い思いと基礎知識の共有をいたします。後半ではゲスト講師として、新進気鋭のファンドマネジャー岡洋氏を迎え、生きた投資の現場を語っていただきます。
「オープンイノベーション」と法務
オープンイノベーションいうこれからの企業運営に欠かせない時代のキーワードがあります。
ある定義によれば、「新技術・新製品の開発に際して、“組織の枠組みを越え、”広く知識・技術の結集を図ること」とのこと。
今回の講座は、この「組織の枠組みを越え」において、いかに法務が経営に貢献できるか、その知見を高める場になると考えています。伝統的なM&Aや事業提携を超えた動きがテーマになることが想定されます。
「スタートアップ」と法務
各社CVC(Corporate Venture Capital)が花盛りです。その投資先には成熟企業もありますが、スタートアップと呼ばれる会社として生まれたばかりの小さな企業にも注目が集まっています。このスタートアップへの投資は、会社が生まれた直後から、成人してイグジット(M&AやIPO)するまでに寄り添うという点で、会社とは何か、ある事業目的のためにカネとヒトとモノが集まる仕組みはどういうものなのかなどを、改めて、考える場になると思います。例えば、カネの集まり方。株式(equity)か負債(loan)のいずれかがオーソドックスですが、既に株式でも負債でもない第三のカネの集まり方(調達方法)が米国シリコンバレーで生まれています。株式に限ってみてもその用途からいろいろな種類株式が生まれ、日本の会社法では間に合わない状況が発生しています。これは「株式とは、均一的に細分化された割合的単位の形をとる株式会社の社員たる地位」という定義を改めて見直すことになるでしょうし、株式(調達方法)に対する理解を深めることにもなると思われます。
まずは、11月月例会、そして、投資法務講座へのご参加をお待ちしております。
日時 | 2019年11月19日(火) 16:00~18:00 |
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場 所 | 商工会館 6階会議室
【住所】 【最寄駅】 |
テーマ | ~INCA投資法務講座presents~ 投資法務の基礎と投資の現場最前線 |
講 師 | 鵜川 孝氏(オイシックス・ラ・大地株式会社 法務部長)
【ご略歴】 岡 洋氏(Spiral Innovation Partners 代表パートナー) 【ご略歴】 |
参加ご希望の方は、11月14日(木)までに、Eメール(legal@inca.dp.u-netsurf.ne.jp)にて国際企業法務協会 事務局までお申込みください。
毎月開催(8月、9月を除く)される月例会は、当協会会員向けのものですが、
会員企業以外の方でご参加ご希望の方は当協会事務局までお問いわせフォームからご連絡下さい。
詳しいご案内を差し上げます。※会場の定員等の関係でご要望に応じることができないこともありますので、あらかじめご了承下さい。